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言語学ワークショップ「言語データとその『鏡』ー機械学習モデルを用いた言い誤りと失語症例の分析ー」の開催

掲載日: 
2023/11/1 16:24

健常者は日常の発話で、また、失語症患者は主に脳の疾患により言い誤り(錯語)を表出することが知られています。
7回目となる今回のDaSiC*ワークショップでは、心理言語学 をご専門とする静岡県立大学の寺尾康教授にモデレーターをお願いし、こうした言語デー タと日々格闘している言語学者、機械学習の専門家、言語聴覚士を講師にお迎えします。 そして、これらのデータから何が見えてくるのかをそれぞれの視座から実演を交えながらお話しいただき、分野横断的な議論を深めていきたいと考えています。情報交換の場として関連分野の専門家のみなさまには是非多くご来場いただきたく、ご案内申しあげます。

*DaSic7は筑波大学英語学研究室を母体にして、筑波大学の島田雅晴、小野雄一、静岡県立大学の長野明子により企画・運営されています。

日時:令和5年12月23日(土) 13:30~17:40
場所:筑波大学筑波キャンパス 第1エリア 1D204教室
詳細:https://sites.google.com/view/dasic7-2023/workshop

プログラム:
【セッション1】趣旨説明およびデータ紹介 13:30-14:10
・趣旨説明:寺尾康(モデレーター)(静岡県立大学)
・データ紹介1(健常者の言い誤り):寺尾康
・データ紹介2(失語症の錯語):上間清司(武蔵野大学)、橋本幸成(目白大学)、立場文音(JCHO 熊本総合病院)

【セッション2】機械学習からみた言語モデルの鏡 14:10-14:50
・講演:浅川伸一(東京女子大学)

【セッション3】認知モデルからみた言語モデルの鏡と機械学習の鏡との接点 15:00-16:15
・認知モデルの説明1(健常者):寺尾康
・認知モデルの説明2(失語例):上間清司、橋本幸成、大門正太郎(クラーク病院)、高倉祐樹(北海道大学)
・機械学習モデルの説明:浅川伸一

【セッション4】実演と全体討論 16:25-17:40
・モデルのデモンストレーション:浅川伸一、吉原将大(東北大学) ・全体討論