国際日本研究学位プログラムの吉甜特任研究員が第30回国立国語研究所所長賞を受賞しました。
受賞業績:
「日本語学習者の辞書リソース利用の拡張 ー韓国語・中国語話者によるスマホを用いた語彙検索行動の実態ー」(『専門日本語教育研究』26 pp51-58.)
本論文では、韓国語・中国語を母語とする日本語学習者が、スマートフォンなどのICT端末を活用してどのように語彙を検索しているのかを分析しています。辞書アプリに加え、機械翻訳、生成AI、インターネット検索など、多様なリソースを組み合わせて活用する検索ストラテジーが明らかになった一方で、適切なリソースを選択することの難しさという課題も浮き彫りにされています