人文社会系リサーチユニット「近現代の批判的分析研究」が主催するミレイユ・カル=グリュベール氏の講演会「批評行為とはなにか?文学批評と社会」が開催されます。
日時:2024年11月13日(水)12時15分〜14時30分
場所:人文社会棟A101
講演テーマ:「批評行為とはなにか?文学批評と社会」
(Qu’est-ce que le geste de la critique ? Critique littéraire et Société )
講演者:ミレイユ・カル=グリュベール(パリ第三ソルボンヌ・ヌーヴェル大学名誉教授)
Mireille Calle-Gruber (Université de Paris III- Sorbonne-Nouvelle)
講演者紹介:
ミレイユ・カル=グリュベールはフランス現代文学を専門とする批評家、小説家。「新小説」(ヌーヴォー・ロマン)の作家たち(マルグリット・デュラス、クロード・シモン、ミシェル・ビュトール、ナタリー・サロート)をはじめ、アルジェリアの女流小説家で歴史家アシア・ジェバールや、ゴンクール受賞作家パスカル・キニャール、ノーベル賞作家ピーター・ハントケなど、21世紀の作家たちの作品にも造詣が深い。カル=グリュベールの批評は、精緻なテクスト分析を基本としながらも、ジェンダー研究、イメージ研究など複層的な視点をもつ。また、作家たちの隠れた傑作(若い頃画家を目指していたクロード・シモンの写真や絵画、ミシェル・ビュトールの未完成映画の脚本など)を発掘し、世に出した。日本語ではノーベル賞作家クロード・シモンについての伝記『クロード・シモン:書くことに捧げた人生』(関美玲/上田章子訳、水声社、2023年)を読むことができる。
*講演はフランス語ですが、日本語の同時通訳がありますので奮ってご参加ください。
*参加の事前登録なし。当日直接会場までお越しください。
世話人:小川美登里 准教授
ogawa.midori.gu [a] u.tsukuba.ac.jp ([a]を@に変換してください)