パスカル、フランソワ・ド・サルに関する文学・哲学・神学霊性的アプローチの研究で著名なエレーヌ・ミション上級准教授(仏国フランソワ・ラブレー大学)のフランス語によるセミナーを東京キャンパスにて開催します。
2017年2月15日16時から18時半まで,
筑波大学東京キャンパス557ゼミ室,
筑波大学大学院人文社会科学研究科哲学・思想専攻主催,
研究者・学生・一般対象,
参加費無料,
問合せ先:津崎良典(tsuzaki.yoshinori.gn@u.tsukuba.ac.jp)
講師紹介:
ミション氏は現在フランソワ・ラブレー大学(フランス)上級准教授。パスカルならびにポール・ロワヤル派について、とりわけ神学・哲学と文学の結節点を、また、フランソワ・ド・サルについては、中世から近世へと至る霊性史の流れにおけるその独自性をそれぞれ解明する研究を精力的に進めている気鋭の研究者。代表作に『心情の秩序:パスカル『パンセ』における哲学、神学、そして神秘主義』(1996年、Honoré Champion社)、『フランソワ・ド・サル:新しい神秘主義』(2008年、Cerf社)がある(いずれも未邦訳)。
二年目を迎えた科研費基盤B研究課題「中世後期から近世初期までの〈メディタチオ〉に関する国際恊働による哲学史的総合研究」(研究代表者・谷川多佳子)の一環として、日本ではまだ良く知られていないサルの代表作『信心生活入門』(1608年)ならびに『神愛論』(1616年)について、霊性論という観点から縦横無尽に解説頂く。初来日。